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劇作解体新書~第2回~

金曜日はシブゲキで「劇作解体新書」の第2回目。
われらが小林賢太郎氏がゲストです。

開場に間に合うよう、劇場へダッシュ。
着いてみたら。。。超混雑。
しかも、うら若い女子が!そしてハロウィンスタイルやミニスカ女子も!
「え~!こんな若い子をトリコにするなんて、やるじゃん!賢太郎氏!」と思ったら、
隣のホールに来ているアイドルのファンの子たちでした。そりゃそうだ。

あっちからしてみたら、コッチに並んでいる妙齢の女子たちを不審に思っていたことでしょう。

会場は思ったとおり、満席。女性が圧倒的に多いです(どの回もそうだけど)

賢太郎さんは蝶ネクタイにチェックのシャツ、ベスト、ジーンズ(裾おってた)、帽子。
彼の考える「演出家」の衣装?普段着じゃないよね、ね?

とりあげられた戯曲はラーメンズ「TEXT」の中の「不透明な会話」
「TEXT」は初めて舞台で見たラーメンズ。考えてみたらラーメンズ自体は2回しか見てない!
戯曲で読むだけで笑える、しっかりした戯曲です。

台本を書く前には設計図を作るという賢太郎氏。
ナビゲーターの土田さんは、頭からバーっと各タイプ。真逆。笑
賢太郎氏いわく、台本=設計図、稽古=建設、本番=入居(住む) だそう。
なので住んでみて気づいたところは本番中にも修正していくと(リフォーム?)
確かに賢太郎氏は建築家っぽい(イメージ)

脚本を書くときは、方向性を決める。
「TEXT」の場合は、「コントのふりをした座って演じる漫才」だそう。
そして無駄な装飾をそぎ落として、「機能美」を残したものだと。

あと「記憶」を利用する話。
「笑い」の部分は記憶に残るので複線にしやすいとか(曖昧)

印象深かったコト。
脚本を書くときに気をつけていることとして、
「人を傷つけていないか」をいつも考えて作っている話。
賢太郎さんの本が安心して笑えるのは、その配慮のおかげかもしれない。

あと「お客さんの心の中で話を完成させて欲しい」という思い。
うん、これはとってもよく分かる。そういう話のほうが印象に残る。
ただ答えを提示されると、押し付けられてるって思ってしまうので、
私の中で答えを自分なりに考えられるほうがスキ。一緒に見た人と意見が違ったりするのも楽しい。
「お客さんの感受性にゆだねる」
賢太郎さんは「分かる人だけ分かればいい」というものは好きではないとのコト。
たしかに「お客さんの感受性にゆだねること」と「わからなくてもいい」というのは違う。
前者はお客さんを信用しているけど、後者は信用していない。
人は信用してくれる人にしか心を許さないと思う。
だから人を信用していない人が作った舞台は、ちっとも面白くない。

賢太郎氏、すっごく職人っぽい方でした。もしくは学者?
「自分の“なんとなく”を信用しない」というのは、
感性で走ってる芸術家とは一線を画する。
なんというか、とことんストイックな印象。話してる雰囲気も(作ってる感はあったけど。笑)

戯曲ではないですが、原稿を書く身としては、客観性を持つ方法がとても勉強になりました。
あと戯曲に生かそうとしてまだ使えてないネタをくれました。笑
使っていいよ、って言ってたけど・・・ドコで使おう?!

とにかく緻密に計算された舞台を作っているんだなーと。
よみものとして普通に面白いんだもん。だからこそ戯曲集出してるのかもしれないけど。

ご本人としても、ラーメンズ以外でもできるような普遍的なモノを作りたいそうです。
うん、それはできなくもない気がする。

ただ、私、賢太郎氏の作る「芝居」はあまり好きではないのです。KKPとか。
ラーメンズが面白いのは、片桐さんのチカラが大きいと思う。
片桐さんの個性があるからこそ、賢太郎さんのカンペキな戯曲に
人間味や軟らかさ、とっぴょうしもなさが付随して、
見ている人にもわかりやすいものになっているのではないかと。
ただ芝居が上手い人がやっても、それは「よくできた芝居」にしかならないから。
それじゃ、ナマで見る楽しみってないんだよねー。

って、書いててよく分からなくなってきた・・・。

賢太郎さん、締めの言葉がカッコ良かったです。
「今日話したことは僕のやり方であって、あなた方がマネする必要はありません。
同じ、クリエーター同士なんですから。でも僕の話したことがヒントになったら嬉しいです」
曖昧ですが、バシッとそのようなことをお話して去っていかれました。

私とは真逆の緻密で繊細な賢太郎氏でしたので、とっても勉強になりました。
創作過程なんてなかなか聞けないし、貴重。

昨日は倉持裕さんのゲストの回でした。それについては、また追って!
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by oko50525 | 2011-10-24 12:03 | ワークショップ参加記録

お芝居と、お勉強。

またまた、ご無沙汰しております。
完全自己満足Blog。
お知らせする情報がないのですもの。致し方なし。

先週末は東京ネジカフェ公演「散る散る満ちる。その2」を見てきました。
お稽古も一度だけお邪魔したけど、
本番のカフェであらためて見て、空間の力って凄いなーって思いました。
なんていうか、圧倒的に説得力を持たせる。空間って。
ただ、その空間と芝居があってないと、ほんと大変なことになるんだけど。
これは、「この空間のための芝居」でしょうね。

だいたいカフェ公演って、役者との距離が近いだけでもお客さんに負荷がかかるんだけど、
さらにお客さん同士の距離も近いし、
対面舞台だとのお客さんの顔とか見えちゃったりもするから、
他者に対する意識と、周りにどう見られてるんだろうという観客の自意識も働いて、
下手すると、お客さんがちっとも芝居に集中できなかったりする。

その点、空間的に、あまりお客さんの顔が気にならない客席の並びだったし、
むしろ、空間の中に充満する芝居と役者が作り出す空気が心地よくて、
逆に見ているお客さんの顔を見てしまった。
だって私が思っている通りのニコニコ顔だったりして、嬉しくなるんだもん。
それを含めて芝居という時間なのだね。

芝居って、芝居をする側(スタッフ含む)とお客さんの共同作業。
とくに狭い舞台なんて、それこそ、お客さんも「役者」としての立ち位置になってしまう。
例えば、すっごく貧乏ゆすりしてる、ずっと何か食べてる人が客席にいたら
お客さんもそちらばかり気になる、役者としてみてしまう。
そこにどうでもいいドラマ性を見てしまう。
私たちはあくまで「お客さん」を演じなきゃいけないのだから、
芝居をみる人として、正解の振る舞いを求められているのだけど、
それに答えられない人がいると、全体の空気が曲がってしまう。

だからといって、お客さんに「お客さんらしくしろ」とはいえないし、思えない。
だからこそ、ちゃんとお客さんを「お客さん」にしてあげることが芝居をやる側は必要。
「遊んでないで見てよ」っていう態度の芝居じゃ、だれも「お客さん」にはなれない。
「さぁ一緒の時間を楽しみましょう」って芝居が好きだし、
笑顔で迎えてくれるホストがいる劇場は、居心地がいい。

それを東京ネジって満たしている貴重な劇団だと思う。
なんだかんだで、芝居に対する姿勢や人柄って、劇場に入った瞬間に分かるもの。

そんなことを感じつつ、居心地のいい、安心した時間を過ごせた芝居でした。

そして、昨日からCBGK!「劇作解体新書」が始まりました。
MONOの土田英生さんのナビゲートで、劇作家とともに戯曲を読みとくワークショップです。
とにかくこれが私の好きな劇作家さんが勢ぞろい!!
ちょっとお高めでしたが、全部受講することにしました。

初日の昨日は土田英生さんの「なるべく派手な服を着る」と
売込隊ビームの横田さんのナビゲートで読み解きました。
私は自他共に認める声フェチなのですが、横田さんの声が素敵でうっとりでした。
もちろん、土田さんも素敵。お二人ともたたずまいが、魅力的すぎ。

MONOは一次、ひたすら自分の好きな目指す芝居を探そうと模索してた頃に、
チラシとタイトルが気になって「京都11区」を見たくらい。
ほかに、土田さんの脚本では「初恋」を昨年見ただけです。

実は上記2本はあまり好みではなくて。
私には真面目すぎて見えたんです。こんなモノ分かりのいい人いるかしら?っていう。

ですが今回届いた戯曲が、まぁ、面白い!!夢中で読みました☆
そして、その作家の土田さんのお話が、またまたすっごい面白い!!

土田さん、人を信用しきれないって話をしてて。お泊りできないって話に共感。
私も人の家では、まず寝ることができないし、なるべく自分の家に帰りたい。
かといって、人がうちに泊まることはイヤではない(でも寝れなかったりする)
とにかく人の前で寝ることがとても苦手(電車や会社で寝れるくせに)
旅行でも別の部屋にしてもらうこともあるくらい。
これは前世で武士だった名残だと思うのですが、どうでしょう(たぶんの野武士)

そして自意識の話。私もとっても自意識が高いってことに、この話で気づきました。笑
「こう見られたい」っていう気持ちが強いし、
一緒にいる相手によって、「この人が求めてる私は、コッチの私だ」とか
分けわかんない判断を下して、演じてしまう。で、合わないことして酔っ払う。笑
誰でも、そういうところはあると思うんだけど
何が自分の自然か分からなくなってきてしまって、
他人からの評価たことに、すべて「そうなの~」って同意してるんだけど、
「実はそんなことなかったな」って家に帰ってから思い返したり。

これが発展して、私は自分を好きになる人を嫌いになってしまうのかも?
「それ、本当の私じゃないの!あなたが求めてた私なんです~!」っていう。
これもコンプレックスの一つ。

コンプレックスの話は昨日のキーワード。
コンプレックスと向き合って戯曲を書く土田さん。
私のコンプレックス解消法は何でしょう??

実はそろそろコンプレックスと向き合う時期かと思っていたのです。
このコンプレックスのせいで、いろいろ物事が進んでいかないんだってこと、気づいてきたので。

戯曲のワークショップなのに、なんだか自分のことばかり考えてしまった2時間でした。
ふ~文章も長くなったことだし、この辺で終わります。
週末のゲストは小林賢太郎さん!!とっても、とっても楽しみです!


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by oko50525 | 2011-10-18 13:00 | 日常のこと