カテゴリ:観劇したもの( 119 )

ポツネン2008「DROP」

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先週の話ですが、世田谷パブリックシアターでポツネン「DROP」を見てきました。
いわずと知れたラーメンズの小林賢太郎氏によるソロプロジェクトです。
発売日初日は、私の舞台初日だったので、強運ガールのTにチケットを確保してもらいました!(お礼に彼女の代わりにテニミュライブの抽選を申し込んだ私。ポツネンのあとテニミュて!爆)

ステキなフライヤーだったのですが、ネットでは探せず。。。写メったら載せます。
※画像は前回のポツネン○

さて、ポツネンも今回で3回目。
毎回、賢太郎氏の手腕を楽しむのであります。

以下、ネタバレ含んでるかもしれない感想。

1回目が火、2回目が雪、3回目が雨(水?)といった感じでしょうか??
今回もどこぞの教授の研究室のようなセット。後ろには額に入ったスクリーン。
相変わらずシックでオサレでドキドキします。
終わってから舞台前で装置をチェックしましたが、面白そうなものがたくさん。
個人的には白熊のフィギュアが気になりました(舞台では使ってない)
やっぱり不思議の国のアリスの世界観なんだよなー。

うーん、ネタといっても、どう書いたらいいのか!!
今回はいつもに比べて、私は理解するのが難しく・・・もう1回見ないと整理つかない!
きっといろいろなネタが他のネタでつながっていたりするのだろうけど、
関連するネタが分からなくて、「あれ?さっきのネタ、なんだったの?」みたいな置いてきぼり感が。
あと前2作は割りと「死」をにおわすような終わりかたでしたが、今回はアッケに取られているうちに幕切れで、どう解釈していいのかわからず。。。脳が追いつかないよ!

でもひとつ、ひとつのネタはやっぱり面白い!
個人的に賢太郎氏の書く絵が好きなので、「走れメロス」はツボですの。
(終わってから舞台前に行ったときには「名乗れメロス」が開いたままでした。カテコで見せてくれたの)
あとケムシは可愛かったー!あれが物販にあれば売り切れ続出だったであろう。
口をあけっぱなしにしてる、ほおけた顔が好き。歯があるのもキュート。

・・・って、これ以上、書いても読んでる人にはちーっとも何も分からないであろう・・・

あ、今回、賢太郎氏を見て、私は笑うと目が線になる男性が好みだということに気づきました。ま、だからなんだってこともないが・・・いつも好み聞かれて困ってたので、これから、そう言う。

***感想終わり***

何はともあれ、賢太郎氏の世界に浸れるのは至福でございます。
こういうことやってる人って、他にいないし。
私も一人でできることを考えなくては、と思いました。

あ、あと昨日、自分の性格のダメな部分を言葉に落とし込むことができました。笑
厳密に言うとダメではないんだけど、はた迷惑かな、と。
でもコレ、きっと変わらないな。言うと反感をかいそうなのでヒミツ。爆

★昨日見た映画
亀は意外と速く泳ぐ
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ゲラゲラ笑ってしまったわー。こういうユル系映画大好き!!同じく三木聡監督の「時効警察」をちゃんと見ていなかったことが悔やまれる。おすすめユル系日本映画があったら教えてください。(私的ユル系映画は「茶の味」「サマー・タイムマシン・ブルース」など。「めがね」は含まれません。あの映画は私には怖かったの・・・なぜかはヒミツ)
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by oko50525 | 2008-04-15 11:25 | 観劇したもの

身毒丸 復活

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さいたま芸術劇場で蜷川幸雄演出「身毒丸 復活」を見てきました。
ファイナルのあとに、復活をやるなんてねー。
この分だと、花より男子もファイナル後の復活が・・・あるか?!(ないない)
といっても「身毒丸」を見るのは初めて。復活、ありがとう。

さい芸会員のTのおかげで、前のほうのいい席で見れました。

オープニング、よかったー。カッコよかったー。
異形の者たちが徐々に迫り来る迫力!一気に怪しい世界に引きずり込まれましたよ。
昭和のアングラ芝居って、あんな感じだったのかなー?
あの世界観、いいなぁ。江戸川乱歩の少年探偵団シリーズを思い出したよー(表紙の絵が怖いの)
できれば、花園神社外のテントとか、汚い小劇場で見たかった・・・
終わったあと、何もない与野本町の町並みだとちょっと残念。浸れなくてね。

セットの転換もビシビシかっこよかったー。
1時間半の短い芝居だから、何もかもがグッと凝縮している感じ。
今まで見た蜷川さんの演出で一番好きかも!(今まで翻訳モノしかみてないや、そういえば)

白石加代子さまは素晴らしかったデス。
あんなにコワーイのに、どこかユーモラスで笑いがとれるって、ステキ★
あれだけ暴れまわっているのに、カテコでは超キュートだし!!
声もね~、他の役者が張っているなか、張らずにシッカリ届く声で、うっとり。
声の幅あるのよね。堪能しました。

藤原竜也くんは、15歳で身毒丸でデビューしているんだよね?!すごいよっ。
今まで蜷川さんのロミジュリや、野田さんのロープ、オイルで見ているのだけど、
あまり好きな演技ではなかったの。
でもコレを見て「うわー、いいなぁ。かわいいし、セクシー!」と思いましたよ!
おぼこい感じがね、出てたねー、25歳なのに、少年の危うい色気がむんむんでしたよ。
狂ってしまって、卒塔婆の横で家族合わせの札を並べるところ。動きも目(盲目)もステキだったぁ。
S子としては、撫子の呪いでのたうち回るシーンも好き(笑)
あと、彼は歯を矯正しなくてよかったね。八重歯がお子ちゃまっぽくみえて、身毒丸にはグーよ。

全体的な世界観がすきだったなー。
秩父夜祭的な。(大学生の頃行ったけど、まだキャパ狭くて受け入れられなかった)
マネしている若手劇団は数あれど、ここまでの迫力ができるは、あの時代を生きていたからではないかと。
昭和のかをりプンプンでした。日本にまだ闇のあった時代の匂い。

まだまだ知らない世界がたくさんあるなー。どんどん広げていかなきゃなっ!
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by oko50525 | 2008-03-31 09:57 | 観劇したもの

開け放つ窓

丸ノ内線の楽しみは四ッ谷の駅。
地下から地上に出る一瞬の眩しい時間。
春は窓の外に桜のピンクが広がって幸せ。

私の悩みはすぐに消える。
待てば幸せな便りが届いて不安がすべて消える。
こんなに簡単に幸せをくれるなんて、神様というものがいるなら私を甘やかせすぎ。
私が甘ったれなことも許して欲しい。
甘やかされてるんだから仕方ないでしょう。

さて本日はヒンドゥー五千回「誘惑する爪痕」の「建築家の腹」バージョンを見てきました。
前々回の「うたかたの日々」がツボだったので今回もツボでした。
役者さんは全員男性なんだけど、みんな素敵だった。

また打ち上げにお邪魔して長居しちゃいました。

芝居したいなぁ。
甘えてる自分を少し追い詰めたい。
少しでいいんだけど。弱いから(笑)
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by oko50525 | 2008-03-23 00:09 | 観劇したもの

ムネモパーク

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花粉症でノドは痛いし、鼻はつまるし、目はうるむし、かゆいし、で大変です。
天気がいいと落ち込むなんてイヤな病気だよ!!
さて、日曜はにしすがも創造舎でスイスのアーティストによる「ムネモパーク」を見てきました。
東京国際芸術祭(この存在を今回初めて知った・・・)の招聘作品です。

ステージはこんな感じ→b0044209_9493362.jpg
ステージ全体に鉄道模型のレールが組まれています。
俗に言う鉄道マニアのおじいちゃん、おばあちゃんが出演。模型の風景は自分たちが生まれたスイスの風景とのこと。鉄道に設置された小型カメラで撮られた映像が前方のスクリーンに映し出されるのだけど、最初、あまりのスピード感にビックリ。実際の模型の走るスピードはたいしたことなかったんだけどスクリーンで見ると、迫力。


模型はすっごく精巧!
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おじいちゃん、おばあちゃんによるモノローグが話のメイン?
スイスという国の抱える問題点や戦争の歴史は、重いんだけど、
出演者のユルキャラ具合で、いい感じに緩和されて、スンナリ見れた。
戦争を知らない人間が戦争を演じることと、
知っている人間が戦争の体験を話すということは重さが違う。
ユーモアたっぷりの演出で、クスクス笑えて、面白かった。
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終わってからは模型の周りを、お客さんはウロウロ。
大きさは実際の1/87っていってたかな~?とにかく小さい、小さい!!
会場を出てから外のマンションを見上げたら、自分が模型の中にいて、見下ろされている気分に。
今にも誰かにツマミ出されそうで、ちょっと怖かった・・・不思議の国のアリス気分。
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by oko50525 | 2008-03-17 09:34 | 観劇したもの

ナイロン100℃「わが闇」

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本多劇場でナイロン100℃「わが闇」を見てきました。
タイトルからして、3年前の「消失」を思わせます。←素晴らしかった!
ナイロンは、独特な暗さが好きなので期待していきました。
期待以上!とまではいかなかったけど、今回も素晴らしかったです。

あ、あと客席で小林聡美さんと、もたいまさこさんをお見かけしました!
私の大好きな二大女優にお会いできるなんて・・・感激☆
帰りにロビーで目の前にいらして、通路をちょっと譲るカタチになったら、
聡美さんが、ちょこっと会釈してくださいました。
目の前で聡美さんのエクボを見ちゃいましたよー。すてき、すてき、しゅてき~!
お2人とも小柄で、本当に自然体でステキでした。ちょっと、うちの親族系でしたわ。

以下、ネタバレを含む感想です。

***
装置が普通?と思っていたら、最後のほうでやってくれました。
継ぎ目が見えていたから、何かある、とは思ったけど、ああなるとは。
舞台の両サイドが斜めにせり上がってくるんだけど、そのキシキシいう音が、
舞台上の関係の崩壊、目が見えなくなる恐怖とあいまって、ものすごい不安感をあおられました。
そして斜めに傾斜した床により、舞台全体のゆがみが、見ていてクラクラ。
ちょっとだけズレてるっていうことで、眩暈を起こしそうな感覚になるのね。スゴイアイディア。

お話はチェーホフの「三人姉妹」をモチーフにしているそう(オープニングはまさしくそんな感じ)
田舎に暮らす三人姉妹を中心とした家族と周辺の人々の話。
三人姉妹がそれぞれに持つ心の闇、登場人物全員が決して幸せとはいえない境遇、
その重い中に、ケラさん独特の笑いが盛り込まれてて、3時間ちょっとがあっという間!
尺だけ考えれば確かに長いんだけど、決してムダのない本だと思います。

途中、「このまま悲惨なまま終わるかも」と思ったら、最後に暖かいエピソードがきて、
年末にホッとできる話になってました。ちょっと「茶の味」みたいだったけど。
結局、それぞれに自分の幸せに向かって生きて行くしかないのかな、って。

一番私がゾクゾクきたのは一部の終わりで三人姉妹と三好、滝本が踊るシーン。
外が嵐なのに中ではワーワー踊っているっていう、そのシチュエーションがなんともいえず。
とてもキレイで楽しげなシーンなのに、どこか不安な感覚が印象的でした。

相変わらず、ナイロンの役者さんはみなさん魅力的でしたー。
今回はイヤな人キャラを演じた松永さんと、みのすけさんが、凄かった。
本当にイヤな人たちなんだけど、実際にいそうなんだよね、ああいう人。
決してやらなすぎず、やりすぎず、の匙加減が素晴らしいなーと。
ケラさんの本が好きなのに、外部公演は見にいかないのは、ナイロンの役者さんが見れないからっていうのもあるのかもな、私。
まぁ、ケラさんの外部作品って、タイトルからして興味を惹かれないんだけど。
今度のゴーリキー「どん底」だけは、見にいきたいと思ってます。
ケラさんの笑いよりのものより、ちょっと暗い話のほうが好きなので「どん底」は好みに合いそう。

自分の次回公演の参考になる部分もたくさんあって勉強になりました。
がんばるぞーがんばるぞー(念)
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by oko50525 | 2007-12-22 09:36 | 観劇したもの

時間堂「月並みなはなし」を見る。

前回の記事に書きましたが時間堂「月並みなはなし」をドキドキしながら見てきました。
ドキドキのせいか、朝起きぬけから頭痛が激しく、「ヤバイかも?」と思っていたのですが、
見終わったら治ったという奇跡。どんだけ緊張してんだ自分。客なのに、ただの。

初演出演者として「役者が変わると話も変わるんだ!」ということを痛感しました。
・・・ゴメンなさい、普通ですね。。。そりゃ変わりますね。。。
また旬くんの話を持ち出してしまってアレなんですけど、
「お気に召すまま」の再演というのは、初演と役者が同じなので、役者の力量アップを見るという感じだったのです。
演者が同じなので、舞台の持つ空気があまり初演と変わらない気がしました。
(もちろん、グレードはアップしてます。あくまで話の主題は前回から変わってない)

ところが演者が変わっての再演となると、舞台の持つ空気が初演とは全然違ってくるし、
初演とは別の話に思えました。これはもう再演ではないのではないかと。
これは私の主観であって、お客さまとしてみれば、初演も再演も大差はないのかもしれないんですどね。(特にセリフもそこまで大幅な変更はないですし、展開も同じです)

ちょっとネタバレつきの感想を書いたのですが、
役者である自分、ましてや初演に出ているのに書くのは気がとがめたので掲載はヤメました。
テキストは手元に残しておきますので、もし興味のある方がおりましたら、ご連絡ください(ってなんだそりゃ。笑)
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by oko50525 | 2007-10-23 16:15 | 観劇したもの

浅草演芸ホールで寄席を見る。

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三連休、終わっちゃいましたねー。おかげで休み明けはダルイっす。
週末から色々してたのですが、書くのが追いつきませんっ!!
というわけで、まずは人生初、落語にいったお話を・・・
(そういえば、関東は今日から「タイガー&ドラゴン」再放送してますね)

まずはカタチから入るということで、女子は全員、浴衣で雷門前に待ち合わせ。
さすがに女子5人の浴衣姿は目立つらしく、外人に写真撮られまくりましたよー!
男性も女性も「一緒に撮っていいですか?」といってくるので、センターに入れて。
雷門前で並んだ暁には、関係ない人々からもいっせいにシャッターが切られまして。
にわかアイドル気分でごわす。汗で化粧も落ちているというのに。。。

まずは大黒屋で天丼、浅草寺でお参り・・・の王道コース。
浅草寺では女子は全員、大吉!男子は最後に引いた一人が「凶」という落ち付き。
私も前回、浅草寺で「凶」を出したんだけどね。。。

浅草演芸ホールは、隣を通ったことはありますが入るのは初めて。
3時前につくと、「今は立ち見なので早めに入って、中入りでお客さんが席を立ったときを狙って座るといいよ」とホールのオジさんに言われる。
まさか、立ち見とは!落語ブームって本当だったのか?

浅草演芸ホールは一日いても2500円(オトナ。当日。再入場禁止)
確かに全席埋まってて、通路には立ち見のお客さん。スゲー。
年配の人も多いけど、若いカップルもチラホラ。意外と幅広い。
落語のほかにも、漫才や曲芸もあって、飽きないわー。
去り際もみんな、カッコイイ。話し終わるとサクッと去って行くの。拍手とか求めないんだー。

知っている落語家さんは、林家正蔵さんだけでした。
テレビで見てた時は、「女好きの太っちょなお兄さん」ってイメージ(失礼!)だったけど、
ナマで話してる姿を見ると、ヤバイ!モテるのが分かる!目がね、ヤバいの!
落語って1人で何役かこなすんだけど、役によって目の色が違って見えるんですけど。。。
これを「芸」っていうんだろうなー。
あと着物の着こなしとか、立ち居振る舞いとか、とってもキレイ。
正座したままなのに上半身はとっても動いてて、でも着物はまったく崩れない。すごいなー。

ポンポン次の人が出てきて、見ていて飽きないし、これは何時間でも見ちゃうかも?

とりあえず、昼の部の1時間半ほど見てから、アンジェラスでお茶、浅草寺で灯篭を見て、
最後は屋台でビールを飲んで解散。粋な一日でありました。お後が宜しいようで・・・(使い方違う)
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by oko50525 | 2007-09-26 09:42 | 観劇したもの

「国盗人~W・シェイクスピア「リチャード三世」より」を見る

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世田谷パブリックシアターで「国盗人」を見てきましたー。
野村萬斎と白石加代子がメーンで、ほかには今井朋彦、大森博史とザ・役者な人々に加え、
小劇場で活躍している役者やパントマイムの人など、個性的。
芝居好きには興味深いキャスティングなのでチケットを取りました。
実際、客席も芝居好きなにおいがプンプンでしたねー(立ち見も出てた)
観劇マナーが完璧だったもの。あれは舞台を見慣れている人ですね。
盛り上がる時は一緒に盛り上がり、静まるところは静まる。大切なことです。

「国盗人」はシェイクスピアの「リチャード三世」をモチーフに
舞台を戦国の日本に置き換えています。
リチャード三世は「悪三郎」!(まんまじゃん!爆)
醜い姿の悪三郎は、悪に徹底し、自分の兄弟を殺し、王座へのし上っていきます。
そんな悪三郎を憎む5人の女性をすべて白石加代子が演じます。
萬斎氏の狂言的言い回しと、加代子さんの演技がマッチしてましたね。
二人の戦いは迫力があります。

萬斎・悪三郎は「悪」でありながらオチャメで憎めないキャラクター。
演出・野村萬斎氏の遊び心のちりばめられた作品でした。
(「レプリークbis」によると稽古初日は大変だったみたいだけど。笑)

**以下、ネタバレ***
コシノジュンコさんがデザインした衣装がまず見た目に面白いです。
鎧の先が水枕みたいに膨らんでいて、ちょっと気持ち悪いの。
ペタペタした感じ。あの素材はなんだったんだろう?

悪三郎が王座につくことを阻むシーンが面白かったなぁ。
「王座にはつきたくない」と言う悪三郎に、腹心の久秀は説得を試みるんだけど、
そのために観客を市民に見立て「市民も望んでおりますぞ」ということで、
私たち客はみんなで拍手。最後はみんなで「悪三郎ばんざーい」を三唱。
気を良くした悪三郎はマイク片手にマツケンサンバのごとく歌い踊る。オチャメ!!

言葉遊びもシェイクスピアのごとく韻を踏んでいたりして、
悪三郎と杏(加代子さん)、悪三郎と理智門(今井朋彦さん)のセリフは
対になっていたりして、音が聞いていて面白い。

今井さんは前に「コペンハーゲン」を見て素敵だなぁと思っていたのだけど、
やっぱりたたずまいもスッとしてキレイだし、声が透き通るように品があってしゅてき♪
なんとなく旬くんの声に似ているような?凛としているけどやさしい。王子ですなぁ。

白石加代子さんは、さすがの風格。
5役がすべて出てくるシーンでもすみわけが軽やか。
カーテンコールでは、花道で軽やかにスキップみたいに走ったりして可愛すぎ!!

最期、悪三郎は自分が殺してきた人々の亡霊に取り付かれ死んでいきます。
悪三郎の歌にあった「人を呪わば穴ふたつ」の言葉どおり。
人を裏切った者は、人に裏切られることを恐れて、自滅するのかなと。
悲しい末路ですね。

日本にも、こんなにシェイクスピアが浸透していて、
客席にも若いお客さんが多いというのは、いいことだなぁと思います。
シェイクスピアの作品って、人間が描けていて、それが普遍的。
いつの時代に見ても面白いというのは、時代背景が違っても、
そこに出てくる「人間」の悩みは何世紀たっても変わらないということなのかもしれません。

日本ならではの「リチャード三世」が見れて良かったです。
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by oko50525 | 2007-07-15 10:43 | 観劇したもの

おびえる。~NODA MAP番外公演「THE BEE」

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シアタートラムでNODAMAP番外公演「THE BEE」を見てきました。
野田秀樹っていうだけでも絶対見たいのだけど、
そこに加えて、今回はコンドルズの近藤良平さんも出演。
彼の役者デビューとなれば、こりゃ見逃せないのでございますー。
ってか、年々、チケットが取り辛くなってきてるよねー。
次回のNODA MAPは主演がツマブキくんだし・・・はぁ。取るの大変そう・・・

***以下、ネタバレ***
で、肝心の「THE BEE」
シアタートラムという小劇場規模の劇場なので、装置とかどうなるのかと思ったけど、
紙を使った装置で、簡素だけど、映像を活用したり、素晴らしかった。このアイディアはいい!

話は筒井康隆氏ということでブラックユーモアを期待していたのだけど・・・怖かった・・・
野田さんはここ最近、「報復」がテーマにあるような気がしてたんだけど、まさにコレも「報復」「復讐の連鎖」。
前回の「ロープ」は正直、どっちつかずな感じを受けて、イマイチだったんだけど、
コレはもう絶望的な結果に終わっていて。

この内容を「世界」とリンクさせて考えれば、それはそれで、とても深いのだけど、
実際に現実の世界で連日放送されるニュースには、似たような絶望的な事件が多い。
(THE BEEでは、家族を人質にとられたオトコが、犯人の家族を人質に取り、お互いが「加害者」となる話。息子の指を切ったり、レイプしたり残酷な描写も多い)
だから「また現実を見せられても・・・」とも正直思った。

こんなに暗い事件が簡単に放送される時代だからこそ、
劇場では、違う世界を見せて欲しいという気持ちが最近、生まれてきていて。
ただでさえ現実が厳しいのに、芝居でも厳しい現実を突きつけられると、疲れるというか。
こういう話は世の中がハッピーな時にこそ見るべきではないかと。

ある意味、今の世の中だって「ぬるま湯」なのかもしれないけど、
その「ぬるま湯」ゆえのつらい現実っていうのが広がってて。

うーん、言葉ではウマく言えないし、この話はコレで成立していて素晴らしいのだけど。
現実を見せるのとは別に、芝居でその現実をどう変えられるのかを見せるという方法もあるんじゃないかな?
それこそ、本当に演出家としては大変なことだとは思うんだけどね。

ただラスト、すべてのものと人が紙の中にくるまれて、
カーテンコールで紙の中から役者が出てくるのは、卵から生まれてくるみたいで「再生」を感じた。
すべてが消え去って、その中から生まれてくる人々は、
それまでの役が消えて、人間として魅力的な役者たちで。それは「希望」だなぁ、と。

とにかく、ズシンとくる芝居です。現実を直視する覚悟で見にいくことをオススメします。
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by oko50525 | 2007-06-24 23:38 | 観劇したもの

ラーメンズ×TEXT

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ついに、初ラーメンズを体験してきました~!

見たい、と思ったら2年間も公演をやらなかったラーメンズ。
KKPやゴールデンボールズ、賢太郎さんのソロライブ、仁さんの舞台は見てるのに、ラーメンズだけはDVDでしか見たことなかったの!ついに、ついに生ラーだよ~!
グローブ座は見やすいし、綺麗だし、大好き。

***以下、ネタバレあり***

今回のタイトルは「TEXT」
あいうえお作文から始まって、言葉遊びが連発。
「そうくるか~」の感心と笑いで、話をちゃんと覚えてない・・・(言い訳)

舞台転換の時はブル転(に含まれるのかな、アレは)で、
先に出てた賢太郎さんが、BGMにあわせてコントラバスを演奏するマイム(エアーコントラバス?)をしたのがカワイかった~!!

最後は「銀河鉄道の夜」をモチーフにした作品。
また宮沢賢治!やっぱ舞台ではやってんのかしら、賢治?
(某コミュのカキコによると、最初の公演は「銀河劇場」でやってたからではないかと。
馬ネタも隣に競馬場があるから?とか)

ラーメンズの作品って、どうにも泣きたくなるのよねー。
今回も泣けた・・・ジョバンニ・・・
電車に乗ってる動きの賢太郎氏に惚れ惚れしましたよー。
あの人、細かく丁寧なんだよね、動きが。
体の動きがとても綺麗(あと足の裏も綺麗)

いやはや満足なのでありました。
ラーメンズの使う音楽がこれまた好きな私はサントラ購入。
古い作品で使われてた音楽なんだけど、いいよー。

他の賢太郎さんの作品に比べて、ラーメンズって見てると不思議の国に落ちていくような感覚がする。
帽子屋と三月うさぎのお茶会に入り込んだ感覚。 さしずめ私はアリスね・・・フフフ

今回はお客さんもとっても良くて、面白かったら笑う、面白くなかったら笑わないっていう、ストレートな人たち。
前にKKPを見た時はゲラな客がいて、むやみやたらにデカイ声で笑うから閉口していたのよ。
この日はベストオブ客だったね。こういう回に居合わせたい。
終わったあとの余韻も良かったなー。
賢太郎氏もカテコで「今日は良かった!」みたいなことを言ってくれて、お客さんとして嬉しい♪

とっても満足な舞台でございました。
なかなかチケットが取りづらい舞台だけど、オススメしまくります。
でも本当に最近取るの難しいんだよね~。次も頑張らないとな。。。
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by oko50525 | 2007-03-21 23:49 | 観劇したもの