イニシエーション・ラブ

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昨日は富山から戻り、時間堂「三人姉妹」のプレビュー公演を見てきました。

古典を読んでいて思うのは、昔の人は先見の明があったなぁということ。
きっと辛い環境・時代のなかで、「未来」をたくさん想像していたんだと思う。
「いつか、こういう夢のような世界が・・・」って、いつか来る(来て欲しい)幸せな未来を想像して、日々の辛さを乗り越えていたんじゃないかなぁ。

彼らが語る「夢のような未来」が今と似ているってことは、
私たちが生きている今の時代は、過去の人から見たら夢のような世界なんだよね。

カリギュラを見たときも思ったけど、パワーのある作品っていうのはイイね。
現代まで残っている理由が分かる。
台本として、誰が演じるとか関係なく、強いチカラがあるのよね。
役者はそのチカラに負けずに、ぶつかっていって欲しい。
チェーホフを気軽な気持ちで見られるチャンスは少ないと思うので、
ぜひ、古典に触れたことがない人も見にいって欲しいです。

画像は昨日一日で読み終わった乾くるみ「イニシエーション・ラブ」
「最後の2行で話が変わる」という本屋のポップに惹かれて購入。
ありがちなラブストーリーなので、恋愛小説だと思って読んでいたら後悔していただろうけど、
「最後の2行」のオチを想像しながら読んだので、面白く読めました。

私の考えたオチは、実は恋愛と思わせて企業の談合?とか、
実は人間ではなく虫の話?とか、見当違いもはなはだしかったワ・・・ダマされた・・・

確かに途中、途中で「ん?」「あれ?」って違和感を覚えるところもあったんだけど、
それまでにあった”騙しの伏線”にひっかかって、「まぁいいか」って思ってスルーしてたんだよねぇ。くやしいのぉ。

チョイネタバレ(文字反転)
実は最初から名前にヒントがあるなーとは思っていたのです。
というのは最初の合コンシーンで、1人が「成岡」さんの名前を間違って呼んでしまい、
それに対する主人公のコメントが「名前さえ間違わなければ・・・」といったような
名前を間違えることが人生をかえるような扱いで書かれていたから。
あと主人公が下の名前を知りたがっていたとこ。
最初にコレだけ名前に固執した文章がある+ミステリーで名前は重要なヒント(→ヨウ判断)
というコトがあるので、ひっかかってはいたのよ。
なので、最後の2行で、すぐにネタは分かりましたけどねー。


単行本の表紙にはヒントがいっぱいあったみたいです。

これは、最後まで読んでから読み直すことをオススメ。
別の小説に思えるって批評でも書かれていますが、まさに。
小説として別・・・というか・・・モニョモニョ。。。
お時間のある人はぜひ。1日で読めるのでオススメですよ。
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by oko50525 | 2008-03-13 10:53 | 日常のこと