山田宗樹「嫌われ松子の一生」

このままでは宴Blogになってしまうので、本の感想おば。

本を借りる(図書館派)時、参考にしているのがWEB本の雑誌
ここでなかなか評判が良かったので、借りたのが「嫌われ松子の一生」です。b0044209_1433171.jpg

話はタイトルにもある松子が死ぬところから始まり、
松子の甥(笙)が松子の人生を辿っていく話しと、松子を主役とした話しがリンクします。

この松子!とにかく運が悪い!
運だけで片付けちゃいけないと思うんだけど、ドミノ倒しのように不幸が重なります。
出会う男、出会う男、みんなヤクザ(人間的にね)で、
それを分かっていながら全身全霊をかけて愛し→裏切られる、の繰り返し。
「なんでソッチに行くんだ!」っていうサイアクの選択肢を選んじゃうタイプ。

確かにいるのよね、不幸嫌いの不幸好きって。
ダメな感じの男のヒトと付き合って「どうしよう?」って相談してくるのに、
「やめれば?」って言うと「でもやっぱり・・・」って、いつまでも別れないタイプ。。。

普通に考えたらつらい話しかもしれないけど、
松子が意外と強いからか、そこまでつらい印象は受けなかったな。
むしろ「またやった!」って感じ?とにかく学習能力がナイ!!

最後は現代社会への批判のような話しになっていて「あれ?」。
でも途中は泣けるところもあるし、スピード感があるので厚さの割には読みやすい。

女性を主役(甥もいるけど)にしてるけど、男の作家っていう感はぬぐえないな。
やっぱり男に甘いんだよね。言い訳がちゃんと用意されてる。
これが、小池真理子だったら、もっと凄い結末になってそう。。。

面白さは保障するので、興味のある方はゼヒ!正月はヒマだしね(決め付け)
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by oko50525 | 2004-12-28 14:49 | 日常のこと