KKPから巨大なるブッツバッハ村まで。

久々に先週から今週にかけて芝居を見ました~。
ネタバレありで、つらつら感想を。

KKP 「ロールシャッハ」@銀河劇場
乞局 「果実の門」@駒場アゴラ劇場
F/T 「巨大なるブッツバッハ村ーある永遠のコロニー」@東京都芸術劇場

KKPは、さすが小林賢太郎氏(母曰く「30歳若かったら結婚したかった」らしい)
トリックには中盤まで気づきませんでした(%マンのポーズと名前で分かった。。。)
非戦の訴えにも思える内容。
最初の雰囲気から、ちょっと怖かった。最後、救いがあったけど現実はどうだろうか。
「イクラがキャビアを目指すな!シャケになれ!」
「ボクは自分から何かを始めたことがあっただろうか」
「正義の反対は悪じゃない。もう一方の正義だ」
~心に残る名言がたくさんありましたよ。
ちなみに私は久ヶ沢さんが好きです。大好きです。ステキです。

乞局は、「あ~乞局だぁ」って感想w
高さのある舞台だったので、見上げることが多くて。
この芝居、シアタートラムでやったらいいんじゃないだろうか。
乞局の芝居は近くで見るより、俯瞰で見たほうが面白そうなのだもの。
狂っていく人と、もう狂ってしまった人だど、すでに狂っている人のほうが普通に見えるんだな。
終わってから、早い時間なのに、みかげ姫とお食事。
グルメな彼女についていけば間違いないです。今回も美味しいお店を教えてもらったよ。ありがとう!
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「巨大なるブッツバッハ村」(演出:クリストフ・マルターラー)はF/Tから追加席販売のお知らせがきて、
ちらとHP見たら、かなり面白そう!ってことで、あわててチケットを購入。
会場のロビーで、三人も知り合いに遭遇。。。
都内の劇場で知り合いに会わないということはないんだな。。。

私、予備知識ゼロだったのですけど、スイスの演出家だったのね。
セットがまずステキで、モダンな高層ビルの中のような感じ。
何を目的にしているか分からない椅子やベッドの点在する広い部屋(居間?)で
周りにはガレージが3つ・・・高層ビルの上の階っぽいのにガレージ?
(スイスの家って核シェルターがあるんですって!ガレージはソレとも似てる?)

意味の分からないセリフが続き、突如歌い出し、脈絡なく笑ったり、踊ったり。
ストーリーのようなものは提示されてないし、説明もないのに、なぜか笑えたり、切なくなったり。
世界の果てのような、どこにも行けない場所で、
どこに行く気もなく、ただ行き止まりにいる人たち。
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共産主義国が資本主義国にシフトしたものの、貧しくなっていく話?と思ったんだけど、
資本主義の崩壊、だったみたいね(共産主義は関係なかった・・・)。

なんか、とにかく、刺激的で。
芝居や現代美術に求めるものって「想像を裏切ってくれる」ことなんだけど、
この芝居はまさに「見たことのないもの」「裏切ってくれるもの」だったな。
突然、始まる歌もすばらしく美しいし、動きのファニーさや、
物悲しいのに、なんだか笑えるっていうユーモアセンスや、
押し付けがましさのない演技・演出がとっても好みでした。

ただ人に勧めるのに、ボキャブラリーが足りないので、
どういう話とは説明できないのが悔しいなぁ。

芸術って「体験する」ものだな、と認識した週末でした。
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by oko50525 | 2010-11-22 11:54 | 観劇したもの