血は立ったまま眠っている

土曜日、蜷川幸雄演出「血は立ったまま眠っている」@シアターコクーン見てきました!

プレオーダーで撃沈していたんだけど、いずみ嬢が「4枚取れたんで」と誘ってくれまして(すごい!)いつものメンバーで行ってまいりました。いずみちゃん、ありトゥース!!
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「血は立ったまま眠っている」は寺山修司氏が23歳の時に書いた本です。
1960年代の安保闘争のなかでの青春モノってことですが、
まぁ寺山修司氏ですから、「アングラ」だろうと思っていたら、もろ「アングラ」(笑)
ここまで「ドアングラ」を見るのは初めてだったので、軽く興奮しましたわ!

さて、感想ですが、「面白かった~!」 こういうの大好きです、私♪
エロイし、グロいし、猥雑だし、不条理だし、汚いし、臭そうだし(笑)でもヘンな明るさがあって。
セリフはほとんど詩のようなものなので、会話として成立してるとは言いがたいんだけど、
役者同士は、ちゃんとセリフとして相手に伝えているっていうのが、見ていて不思議な面白さ。
ものすごい集中して見れて、時間がアッという間だったわ~。

演出も今回は好きだったなぁ。蜷川さん、こういう猥雑系のほうが冴えてると思う。
ただ、どの公演でも同じ音楽を使う、使い回しはやめて欲しい・・・
音楽にこだわりないのか?それとも、逆にこの曲にこだわっているのか?

以下、ネタバレ含む。

オープニングで舞台奥の搬入口が空いて、そこから赤い旗を持った学生達が走ってくる。
このオープニング、好きだわぁ!!エンディングも外に出て行くんだけど、それもステキだった。

あと今回の主役・森田剛さん!!
あたくし、恥ずかしながら高校・大学と剛さんのファンでしたの(照)
最近、舞台に立ってるし、評判もいいけど、若かりし日の剛さんのドラマを思い出す限り、
「あの子・・・ちゃんと声でてるのかしら?」とか失礼なことしか思ってませんでした。
でも!!!すごい!!!!芝居、うまいじゃないかっ!!(白目)

17歳の繊細な男の子の役なんだけど・・・もう、すっごいカワイイ!(ファン目線)
声も通るし、動きもきれいだし、すごく舞台栄えしてました。舞台に向いてるなんて思わなかったYO!
ぜひ、つかこうへい劇団に出て欲しいわ~。
「銀ちゃんカッコイいっす!」って階段落ちしたりしながら、言って欲しい(つかさん、復活祈ってます)
あと「身毒丸」もイケると思うんだよね~。オーディション、受けてくんないかな?笑
アングラ系芝居に、どんどん出て欲しいわ。いや、アングラだけじゃなくてもいいけど。

今回初舞台の窪塚洋介くんはドラマのまんまの「しゃべり」で。笑
「クールでピースなバイブスで」という独自用語さえなきゃ、好きなタイプなんだけどな。横顔きれいだった。

寺島しのぶさんも体張ってて、最初「18歳役?」と思ったけど、
あの役、18歳でやってたら・・・病むよ・・・あと見てるほうも心が痛むよ。しのぶさんだからできた役だわ。

あとは、なんつっても、柄本佑さん!!おとうさん、そっくりやん!爆
ファブリーズの純朴男子と同一人物とは思えない変わりっぷりだったわ。
あの背筋を丸めてだるそ~に歩く感じ。「いるいる!」って思ったもの。生まれてない時代だけど。
声も張らないし、群衆の中にいるシーンばかりなのに目を引くっていうのは
生まれ持った資質なのか?それとも努力の賜物なのかしら?いずれにせよ、すごいわ。存在感。

というわけで、「難解」といわれる寺山芝居だけど、すっごく楽しく見れました。
こちらを突き放している芝居ではないから、難しい、理解しようって思うんじゃなくて、
その場で起きてることを見ていればいいんだとおもう。

ちょっと寺山(と剛さん)にハマってしまいそうな自分がいます。。。
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by oko50525 | 2010-02-01 10:44 | 観劇したもの