「桜姫~清玄阿闍梨改始於南米版」

昨日は女優・佐野みかげ嬢のお誘いで現代版「桜姫」@シアターコクーンに行ってまいりました。

串田和美さん演出ということで、明るく楽しい観客参加型芝居だろう、と思っていたら、
脚本は長塚圭史さん・・・なにやらグロそう?とういうか一筋縄ではいかなそう?
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原作は鶴屋南北の歌舞伎「桜姫東文章」。これの現代版?です。
私は何の予備知識もなくいったので、最初、ちょっと話についていけず苦労しました。
これからいく人は、先に原作のあらすじを知っておいたほうがいいかも?
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以下、ネタバレ・・・
現代版といっていますが、舞台は南米(!)、南米版のほうが合ってる。
清玄は「セルゲイ」、権助は「ゴンザレス」。衣装も空気もドロクサーい感じ。
内容もトンデモなくて、改編しまくってるのかしら?と思ったら、
話の筋は原作とそんなに違わなくて逆にビックリ・・・セルゲイのゲイ設定も原作通りだったのね。
ウィキとかで載ってますので、興味のある方は、ぜひご一読を!すごい話よ、本当に。

大竹しのぶに秋山菜津子、古田新太、笹野高史、白井晃、中村勘三郎・・・と、これでもかの豪華キャスト。
大竹さんの芝居は初めてなんだけど、あの無垢な佇まいは、とても実年齢には思えない・・・
大竹さんと勘三郎さん、古田さんの塗れ場は、若手には出せないスゴイ迫力が(笑)

白井さん(セルゲイ)の声が良く響いて男前で、まるで青年のようでした。ゲイっぽさも出てたし。爆
迷える姿が似合う・・・。カラマーゾフのイワンをやってほしい!!

笹野さんも、軽やかで楽しげに舞台に立っていてステキでした。

古田さんも楽しそうだったなー。
自殺する前の佇まいは、奥さんを亡くした虚無な空気がジワーと溢れてて、グッときた。
死ぬときのヘン顔は反則だけど(笑)

勘三郎(ゴンザレス)さんは、なんだかセクシーなのよねぇ。悪党なんだけど憎めないキャラがハマってる。

あと、ルカ役の井之上隆志さんが佇まいが自然(チンピラだけど)で、声もムリなく通っててステキだったー。
自由劇場出身の俳優さんは、立ち方が奇麗だと思う。大森博史さん系のステキな俳優さんでした。
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ルカの「世の中には自分が2人いて、自分に不幸があった時は、もう一人の自分が幸福になっている、
そうやって、折り合いをつけて、納得させて生きていく・・・」というようなセリフが印象的だった。
このセリフが最後に生きてくるので、「あ~」と納得してしまった。
「死のう」というセルゲイと、「生きたい」というゴンザレス。
人間って、いろいろ相反する部分を両方持ち合わせているんじゃなかろうか。

前半、ちょっとセリフが聞き取りにくい&展開が速くてついていけなかったので、
DVDにでもなったら、改めて見直したいです(12000円の舞台は、もう一度行くにはチトきつい)
みかげ、誘ってくれてありがとう☆

終わってからみかげ姫と相合傘で(笑)焼き鳥屋さんへ。
やっぱり芝居の話をするのが基本的に好きなので(爆)、ついつい話せる人には語ってしまう。
帰り道、雨が小降りになっていたのに、三茶についたらドシャ振り!!
バス停から5分ほど、ダッシュして帰りました・・・

それだけのダッシュで本日、筋肉痛・・・これくらいで筋肉痛って!
桜姫の出演者は私より年上だらけで、みんなダッシュしたりしてるっていうのに、おいー。
あたしも負けずに身体を鍛えようと思った夜でした。
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by oko50525 | 2009-06-30 16:00 | 観劇したもの